Convivial-Web

WEBを共に愉しむ。

8ページ目 (12ページ中)

UIって難しい

チームラボ、猪子さんの公演に関する記事を見て、あらためてUIって難しいなぁと考えたりしてみました。


iPhoneよりマリオ、Googleより茶道――チームラボが考える「和製UI」

西洋的なUIの進化とは、目的に向かってまっすぐ進み、効率的に情報にたどりつこうというもの。
これに対して日本的なUIの革新とは、目的ではなく、目的のための「行為」に意味を与えて楽しむというものだ。

この2つをもって、西洋的と日本的に分類してしまうのは、少々強引な気もしますが、、、
まあ確かにこういう現象というか、UIそのものを楽しむということはあり得るのだと思います。
この2つを両立できれば最強なのですが、たいていの面白いUIは、情報を探すためには非効率だったり、飽きてしまったりするんですよね。
そういう意味でいえば、GoogleMapsのフリースクロールは、この2つを両立しているように思います。探したい場所へすばやく移動するという点で非常に使い勝手が良いのですが、ついつい意味もなく、地図を眺めてしまったりもしてしまいます
GoogleMapsがAjaxの最初の軌跡を残したのには、やっぱりいろんな意味があったのかなぁと、今更ながらに思ってしまいます。
チームラボさんのようなUIは、デザインの領域も相まって、まさに芸術作品といった体をなしているのでありますが、一方で、効率的な使いやすいUIを、職人的に作り上げたのが、LDRなのかと思ってます。
ここにその開発秘話?が載っていますが、本当によく考えられています。
UIはそれを使うユーザー層によって、かなり求めるものが違ってきます。
エンジニアが思いのままに作ったUIは大抵受けが悪いです。
(デザイナが自由にデザインしたUIも受けが悪いことが多いように思います、、、)
エンジニアは、PCやWebを普通の人とは違った目で見ているのだという事実に早く気づき、
ニュートラルにUIを見つめて、考える必要があるのです。
ユーザーがサービスや製品を使うとき、それはUIを使うことを意味します。
どこをターゲットにして、いかにバランスをとるかというのは、プロダクト全体の問題ですが、
その幅を広く、深くしてやるところには、エンジニアの腕の見せ所が十分にあります。

あらためてJavaScriptはおもしろい

もう2年以上JavaScriptのコードを書いてます。
今ではだいぶ使いどころもわかってきて、Webサイトをつくるんだったら、サイトの中に味付程度で使うのが一番現実的かなと思ってます。
WebサイトとWebアプリは違うんだということもわかってきました。
Webアプリだったら、クライアント側は全部JavaScript、サーバサイドは全部WebAPIという構成が、非常にシンプルで美しいです。Livedoor ReaderONGMAPみたいのが、自分の思うWebアプリです。
一方のWebサイトを作ろうと思うと、このJavaScript+WebAPIの構成は恐ろしく効率が悪いです。レガシーなWebページを量産するために、JavaScriptをメインで使おうと考えてはいけません。でも味付け程度だったら使いどころが結構あるんです。その落としどころをどこにするかが、最近の課題だったりします。
ところで、JavaScriptってプログラム言語的にもおもしろかったりします。
プロトタイプベースのオブジェクト指向というらしいです。
C++とかJavaのような、普通のオブジェクト志向をやってきたひとからすると、恐ろしく気持ち悪い言語です。でも嵌ると、本当に嵌ります。いろんな意味で嵌ります。
そのあたりは、IT戦記とか、最速とかをみた方が良くわかります。
例のMatzさんの日記に、プログラミング言語分類論。って話がありました。

_ [言語] Chris’s Wiki :: blog/programming/LanguageNiches
プログラミング言語は大きく分けると3つに分割されるように思われる。
1. 強い制御と静的な型。C, C++
2. 緩い制御と静的な型。Java, C#
3. 緩い制御と動的な型。Python, Ruby
最近流行(?)の関数型言語であるが、結局(2)の分野に分類されるので(筆者の意見では)成功しないかもしれない。

JavaScriptってどこに入るんだろう、JavaScriptは関数型言語に近いって話を聞いたことがあります。でも3.に入るような気がします。このあたり、元々プログラムが専門じゃないだけに、自分は本当に弱いです。

また、こういう観点から見るとGoogleがその使用する言語を C++, Java, Pythonに限定していることは、各領域から一つずつということで、実は非常に合理的であることがわかる、という話。

JavaScriptが入ってない、、、
JavaScriptが、プログラミング言語として興味深いというおもしろさもあるのですが、
最大のおもしろさはWebブラウザ上で動作するということなんだと思います。
その気になれば、サーバサイドの言語を使わずに、JavaScriptだけで結構いろいろやれます。
マッシュアップもある程度できちゃいます。Flashみたいに開発ツールを買う必要もありません。
JavaScript: 世界で最も誤解されたプログラミング言語
自分もここに書いてあるような誤解をしていただけに、世の意見が180度変わってしまったのには本当に驚きました。この世界は本当に何があるかわかりません。

マッシュアップ作品に開発支援300万円

ネットランナーがマッシュアップコンテストみたいなことをやるらしいです。

帰ってきた「悪用厳禁」――「ネトラン」復活
「マッシュアップ、楽しいよね」って伝えたい
ネトランが次に“来る”と見ているブームは、さまざまなAPIを組み合わせて新サービスを作る「マッシュアップ」だ。「昨年ごろからマッシュアップを熱く語る人もいたけれど、あの時点で騒いでもまだ人は付いてこない。今ならみんな騒いでくれる」

マッシュアップアワードとは、だいぶ趣が異なりそうですが、、、
ようやくマッシュアップが市民権を得てきたということなのでしょうか。
「マッシュアップ楽しいよね」っていうのは完全に同意です。
マッシュアップのビジネス活用とか、システム開発手法への影響だとか、
難しいことをいろいろ考えてたこともありますが、ここまで来ちゃえばもうどうでも良いかな。

住所パワーAPI

しばらく見ないあいだに、住所パワーがいろいろバージョンアップしていました。住所に対するポイントが表示されるだけでなく、判定Aクラスとかでたり、コメントをいれたりできるようです。
そしてなんと、APIも公開されています。
これはいろいろ使えるだろうと思ったのですが、住所に対してポイントが返ってくるだけで、元になっている施設の情報などは取れないみたいですね。
日本中でポイント取得して、メッシュデータでも作ってみようかなぁ。。。

マッシュアッパーはだめらしいです

野村さんの記事によると、マッシュアッパーって言葉はやめといた方が良いらしいです。
「マッシュアッパー」は使わない方がよさそうな感じ、、
Mashupをする人は、なんて言うの?Mashupper?
ITProのほかに、Mashupediaでも使われてましたな。
CALTAさんも名乗りをあげましたし、ここは一つマッシュアップエンジニアでいきましょう。

転職しました

去る2007年9月より、インターネットポータルを手がける某社へ転職しました。
転職して一ヶ月が経ちますが、さっそくアサインされたプロジェクトでは、位置情報系のマッシュアップ開発を存分にすることができそうで、いまからとっても楽しみです。
ですが、さすがにマッシュアップ開発をプライベートでもやろうという気は、あまり起きなくなってしまいました。そういえばマッシュアップアワードに参加されている方たちも、仕事でどっぷりWeb向けの開発をやっているという人は、意外と少なかったかもしれません。
これから自分の立ち位置は若干変わるかもしれませんが、何かしらインターネットとマッシュアップの世界に貢献し続けていきたいです。

マッシュアップエンジニア

とある求人広告で「職種:マッシュアップエンジニア」という募集がありました。


mashup_kyujin.PNG


主にマッシュアップサイトの開発を行うエンジニア?ということでしょうか。
いまいち謎ですが、あえて職種にマッシュアップエンジニアと表記している点は新しいと思います。
名刺にもマッシュアップエンジニアとか書くのでしょうか?
自分も、Mash up Award 3rd には応募できませんでしたが、本業でもマッシュアップ開発っぽいものをやることが多くなりそうだし、これからはマッシュアップエンジニアと名乗ってみようかなぁ。。。
Mash up Award の受賞者の人たちが、マッシュアップエンジニアとして、いろんなところで評価されるようになるとうれしいですねえ。

Mash up Award 3rd の応募締め切り

Mash up Award 3rdの応募が締め切られ、全作品のURLが公開されました。
http://jp.sun.com/mashupaward/entry1.html
全193作品の応募がり、前回(108作品)の2倍近い数になっています。
これだけあると、見て回るだけでも大変です。
かくいう自分は、個人的事情によりまったく開発時間がとれず、今回は不参加となってしまいました。というか、何も思いつけなかったというのが本当のところですが。。。
作品を提出した人だけが参加できるイベントがあるようなので、そこへ出れないのがちょっと残念です。

いえーい

いえを探す「いえーい」がPowered By Team Labo になって復活していました。
パッと見、あんまり違いがわからなかったのですが、細かいところで結構改善がされているみたいです。個人的には、「もし賃貸物件にするなら?」機能がHITしました。
このエントリーを書いている時点では地図が表示されないようですが、
GoogleMapsの制限を越えてしまっているのかもしれません。
検索エンジンもこういう使い方をすると、まだまだいろいろと可能性がありそうだなぁ。。。

ぜんぶオープンソースで作る地図サイト

SDJさんのMapServerSolutionから、Mapserver開発キット「Nez(ネズ)」が発表されて、一年近くが経っています。
ブログをみると、かなり好調なようです。
MySQLライクなデュアルライセンスになっているので、ソースコードをダウンロードして見ることができるのですが、この構成がなかなかおもしろいです。
著名な地図関連オープンソースが綺麗に並んでいて、とてもセンスの良さを感じます。
この手のフリースクロール且つ図形の編集が可能なサイトを構築しようとした場合、
恐らく今一番妥当であると思える構成がピックアップされていると思います。
さらにそれらを連携する基本的な部分の実装がされていて、
地図データがあればすぐにサイト構築できるようになっています。
どんなオープンソースを使っているかというと、こんな感じです。
MapServer + MapScript– 地図画像の生成
Ka-Map – フリースクロールのインタフェース
PostgreSQL+PostGIS – 編集可能な図形データの格納
これ以外にも上記のソフトから参照するライブラリなどがあるので、詳しくはこちらに記述があります。
あとは、数値地図、国土数値情報、街区レベル位置参照情報あたりから、適当なものをピックアップしてバンドルしておくと、地図データを持っていない人もうれしいのではないでしょうか。
さらに、PostLBSのpgRoutingとgeocoder.jaも取り入れると最強かも。

« Older posts Newer posts »

© 2024 Convivial-Web

Theme by Anders Noren上へ ↑