WEBを共に愉しむ。

月: 2009年1月

京都通り名を検索できるジオコーダーAPI「ジオどす」

 ロカポの上田さんより、なんともユニークなジオコーダAPIが発表されました。

ロカポ ブログ: 京都通り名ジオコーダーAPI『ジオどす』を公開しました。
これまでほとんどの地図サイトで検索できなかった、京都市内独特の住所表記「○○通○○東入ル」等の住所からおよその緯度経度を取得する京都通り名ジオコーダ『ジオどす』を公開しました。

 京都で使われている特殊な住所表記、通称「京都の通り名」。他の地域に住んでいるとなかなか馴染みがないのですが、要するに京都では、一カ所の地点に対して複数の呼び方(住所)が存在するようなのです。

京都の通り名について | 『ジオどす』 京都通り名ジオコーダーAPI
京都の通り名表記は動きを基にした一種のナビゲーションであって、「そのとおりに動けばとおりのどちら側かに見つかる」というもので、一点を表すものではありません。
ある程度の範囲は特定できますが、厳密な位置の指定は不可能です。

 APIのインタフェースを、GoogleとYahoo!に合わせてしまったというのも、なんとも潔いマッシュアッパーらしい発想です。

ジオどすAPIの仕様と使い方 | 『ジオどす』 京都通り名ジオコーダーAPI
グーグルマップスAPI(JavaScript )をお使いの方に朗報。ジオコーダの宣言部分を一箇所変更するだけで、GClientGeocoder.getLatLng()関数が京都対応に!
3.Yahoo!ローカルサーチ・プロキシ「ジオ櫛Yどす」
Yahoo!ローカルサーチAPIと全く同じインプット・アウトプット仕様です。京都市の住所かつ「ジオどす」で検出できた場合は、ヤフー・ローカルサーチの結果の先頭アイテムにとして「ジオどす」のデータを挿入します。既存のマッシュアップアプリを1行変更するだけ!URLドメインのみ要変更

 開発裏話がおもしろいです。相当な苦労をして、データ集め、ロジックの検証をされているようですね。

開発裏話 | 『ジオどす』 京都通り名ジオコーダーAPI

 開発にはジオコーダー界の重鎮であるジオセンス小林さんが関わられているようです。通り名データにはこちらのものが使われているのかも?

京都通り名マップ

そもそも日本の住所体系をもう少し考え直した方がよいんじゃないかと思ったりもしますが、Web上でますます便利に地図を扱うことができるようになるのは喜ばしいことです。

OpenStreetMapを表示するMappletを作った

OpenStreetMapをGoogleMaps上に表示するMappletを作ってみました。
下記のリンクをクリックすると、GoogleMapsへOSMのMappletを追加できます。

http://maps.google.com/ig/add?synd=mpl&pid=mpl&moduleurl=http://convivial-web.net/mapplet/osm.xml

Mapplet本体のURLはこちらです。
http://convivial-web.net/mapplet/osm.xml
mapplet-osm-1.jpg
mapplet-osm-2.jpg
Mapplet版のGTileLayerがAPI版と微妙に仕様が違ったりして少し戸惑いましたが、OSMのURL仕様がGoogleとまったく同じになっていたので簡単に実装できました。
逆にいままで無かった方が意外な気がします。

2008年のまとめと2009年に向けて

 昨年中は大変お世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。

 今の会社での立ち振る舞いもだいぶわかってきて、この世界でどういったことができるのか、どうすれば実現できるのか、なんとなくわかってきた気がします。
 Webの世界でどっぷりやってみようという、最初の目標はいちおうクリアできたかなと思います。
 その一方でやるべきことが膨大にあることもわかってきて、昨年の後半から年末にかけては不完全燃焼感が漂っていたのも事実。

 今年はどこまで行けるかわかりませんが、着実にひとつずづ片付けていきます。

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