もう2年以上JavaScriptのコードを書いてます。
今ではだいぶ使いどころもわかってきて、Webサイトをつくるんだったら、サイトの中に味付程度で使うのが一番現実的かなと思ってます。
WebサイトとWebアプリは違うんだということもわかってきました。
Webアプリだったら、クライアント側は全部JavaScript、サーバサイドは全部WebAPIという構成が、非常にシンプルで美しいです。Livedoor ReaderONGMAPみたいのが、自分の思うWebアプリです。
一方のWebサイトを作ろうと思うと、このJavaScript+WebAPIの構成は恐ろしく効率が悪いです。レガシーなWebページを量産するために、JavaScriptをメインで使おうと考えてはいけません。でも味付け程度だったら使いどころが結構あるんです。その落としどころをどこにするかが、最近の課題だったりします。
ところで、JavaScriptってプログラム言語的にもおもしろかったりします。
プロトタイプベースのオブジェクト指向というらしいです。
C++とかJavaのような、普通のオブジェクト志向をやってきたひとからすると、恐ろしく気持ち悪い言語です。でも嵌ると、本当に嵌ります。いろんな意味で嵌ります。
そのあたりは、IT戦記とか、最速とかをみた方が良くわかります。
例のMatzさんの日記に、プログラミング言語分類論。って話がありました。

_ [言語] Chris’s Wiki :: blog/programming/LanguageNiches
プログラミング言語は大きく分けると3つに分割されるように思われる。
1. 強い制御と静的な型。C, C++
2. 緩い制御と静的な型。Java, C#
3. 緩い制御と動的な型。Python, Ruby
最近流行(?)の関数型言語であるが、結局(2)の分野に分類されるので(筆者の意見では)成功しないかもしれない。

JavaScriptってどこに入るんだろう、JavaScriptは関数型言語に近いって話を聞いたことがあります。でも3.に入るような気がします。このあたり、元々プログラムが専門じゃないだけに、自分は本当に弱いです。

また、こういう観点から見るとGoogleがその使用する言語を C++, Java, Pythonに限定していることは、各領域から一つずつということで、実は非常に合理的であることがわかる、という話。

JavaScriptが入ってない、、、
JavaScriptが、プログラミング言語として興味深いというおもしろさもあるのですが、
最大のおもしろさはWebブラウザ上で動作するということなんだと思います。
その気になれば、サーバサイドの言語を使わずに、JavaScriptだけで結構いろいろやれます。
マッシュアップもある程度できちゃいます。Flashみたいに開発ツールを買う必要もありません。
JavaScript: 世界で最も誤解されたプログラミング言語
自分もここに書いてあるような誤解をしていただけに、世の意見が180度変わってしまったのには本当に驚きました。この世界は本当に何があるかわかりません。