SDJさんのMapServerSolutionから、Mapserver開発キット「Nez(ネズ)」が発表されて、一年近くが経っています。
ブログをみると、かなり好調なようです。
MySQLライクなデュアルライセンスになっているので、ソースコードをダウンロードして見ることができるのですが、この構成がなかなかおもしろいです。
著名な地図関連オープンソースが綺麗に並んでいて、とてもセンスの良さを感じます。
この手のフリースクロール且つ図形の編集が可能なサイトを構築しようとした場合、
恐らく今一番妥当であると思える構成がピックアップされていると思います。
さらにそれらを連携する基本的な部分の実装がされていて、
地図データがあればすぐにサイト構築できるようになっています。
どんなオープンソースを使っているかというと、こんな感じです。
MapServer + MapScript– 地図画像の生成
Ka-Map – フリースクロールのインタフェース
PostgreSQL+PostGIS – 編集可能な図形データの格納
これ以外にも上記のソフトから参照するライブラリなどがあるので、詳しくはこちらに記述があります。
あとは、数値地図、国土数値情報、街区レベル位置参照情報あたりから、適当なものをピックアップしてバンドルしておくと、地図データを持っていない人もうれしいのではないでしょうか。
さらに、PostLBSのpgRoutingとgeocoder.jaも取り入れると最強かも。