GoogleMapsを使ったマッシュアップというと、
ポイントデータを地図上に並べたものが大半かと思います。
ラインやポリゴンも一応は扱えますが、大量の図形を描画するのは難しいのが現状です。
そういった場合でも、ラスタ画像にしてしまえば、ちょっと気の利いた表現ができるようになります。
イギリスのサイトですが、不動産価格をラスタ画像にしてマッシュアップしています。
Sold House Prices in England
不動産の価格が高いところほど、地図上が赤く表示されます。
地図を拡大していくと、個別の不動産物件情報も表示できるようになっています。
単純に不動産価格を集計しているようですが、HEXで集計しているところはおもしろと思います。
もうひとつ、これもイギリスのサイトです。
Property hot spots – map of average house prices
こちらは地区ごとのポリゴンを、不動産価格で色分け表示しています。
この色分けレイヤは、GoogleMapsの上に半透明で表示されているのですが、
その透過率をユーザーが変更できるようになっています。
GoogleMapsの地図は、場所や縮尺によって色合いがバラついているので、
このようなインタフェースを設けているのだと思われます。
日本でも、スマッチWebサービスや、公示価格情報を使って、似たようなものが作れそうです。