WEBを共に愉しむ。

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ジオメディアサミットへ行ってきました

第2回ジオメディアサミットへ行ってきました。
前回は仕事が忙しくて行けませんでしたが、今回は懇親会も含めて参加することができました!
すでにいろいろな方がリポートされているとおり、来場者の数もさることながら、その顔ぶれをみても名だたる方ばかりで、まさにサミットという名前にふさわしい催しになったのではないでしょうか!?
なかでも印象に残ったのは、やはりグーグルさんの講演。内容は既知のことがほとんどではありましたが、「皆さん一緒にやりましょう」というテーマを掲げて、懇親会にも登場されたのはいろんな意味でカルチャーショックをうけました(笑)
ロケーションビューは順調に撮影範囲を拡げているようで、なんともとにかく前に進んでいるようでよかったです。プレゼンもすごく受けてました!
それから会場横側のスクリーンにTimelogというサービスを使って、リアルタイムツッコミが展開されていましたが、あれは面白いですねー。会場で講演を聴きながら、ついついちら見してしまいました。
懇親会ではいろいろな方とお話させていただくことができました。
マップコンシェルジュの古橋さんとは初めてお会いすることができましたが、ブログやGISNEXTの記事を拝見していたため、特徴的な名刺を見てすぐにご本人だとわかることができました!
株式会社コニットさんには、熱心に事業内容を語っていただきました。Adobe Airに参入したところとにかく仕事がいっぱいくるようになり、うれしい悲鳴をあげているようです。
MTLの高見さんとは北海道に続いての再開でした。次回は是非リクルート新社屋での開催を期待してます!
ロカポの上田さんとも久しぶりにお会いできました。なんでもロケーションビューの中山さんに講演のお誘いをしたのが上田さんだったらしいのですが、そのお二人を最初に引き合わせたのは実は自分だったことを思い出し、いろんなところでつながってくるもんだなぁと改めて感心してしまいました。
ここギコさんは相変わらずの存在感でしたが、いろいろと思うところがあるようで、、、ブログもなかなか更新されないですねえ。。。
オークニーの森さんもお見えになっていて、「ブログ拝見してますよ」と言われドキッとさせられましたが(笑)光栄な限りです。次回はぜひ森さんの講演もお聞きしたいです。
ゴーガの小山さんも、もちろんいらっしゃっていましたが、Googleさんを連れてきた立役者だったとは、、、さすがにGoogle Maps API Expertを擁するだけのことはありますねえ。
そしてなんといってもこんなにすごいイベントを開催されたシリウスラボさん、運営スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。次回も期待しています!!
※追記
CNETでも記事になっていました。

スゴイ地図が終わった

 スゴイ地図が終わってしまうらしい。
アフィレットも出して、今後も新たな展開があるものと期待をしていましたが、、、

スゴイ地図サービス終了のお知らせ:ドコイク?編集部ブログ

2006年9月以来、地域情報に関する情報を提供してまいりました
『スゴイ地図』でございますが、残念ながら2008年8月7日をもちまして、
サービスを終了することとなりました。

 リクルートはWebと地図の可能性にいち早く気づいた企業の一つでした。
だからこそゼンリンデータコムに出資し、ドコイクを立ち上げ、出版社のノウハウを活かしたスゴイ地図が誕生したのだと思っていました。
 Mashup Awardが開催されたのもちょうど同じころで、IT界でのリクルートが一気に存在感を獲得した時期でもあったように思います。
 スゴイ地図のサービス終了が、何かの終わりではなく、何かの始まりであることを期待しています。

位置情報フォーマットのあれこれ

 KMLがOGCに正式に承認され、どうやら位置情報フォーマットのオープンスタンダードとしての位置を確立したような大勢になってきましたが、同じようなことを考えていたのはGoogleだけではありませんでした。
 GISの世界でも一時期OpenGISという言葉が流行ったりして、ベンダーやアプリ、プラットフォームに縛られずに位置情報を流通すべきだよねっていう考え方が主流になりつつありました。その結果、様々な団体によってたくさんの位置情報フォーマットが生まれてきました。
 そんな位置情報フォーマットたちを懐かしがりながら、私見を交えて紹介してみたいと思います。

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Google Map Maker – Google版Open Street Map?

これはGoogle版のOpen Street Mapでは?と思えるようなサービスが始まりました。
「Google Map Maker」公開、Wiki的手法で地図を編集
一部の国が対象で日本は対象外のようですが、書き込んだ内容が即座に反映され、モデレート機能でふるいにかけられた一部データについては、Google Map 本体へも反映されるようです。
対象国のひとつであるベトナムで見比べてみましたが、けっこうデータ投入されてますね。
-Google Maps
googlemap.png
-Google Map Maker
googlemapmaker.png
少し試してみましたが、ベースがGoogle Mapなだけあって、基本的な編集作業は快適にできるようになっています。道路同士が重なった場合などの簡単なエラー処理も実装されているようです。
衛星写真を背景にして、道路データなどはどんどん描かれていくのでしょう。
こういった「皆さんどうぞ投稿してください」的なサービスを、Googleはまだ成功させていなかったと思います。果たして今回のこの試みはうまくいくのでしょうか。

iPhoneはGPS搭載

もはや今さらですが、7月に発売されるiPhoneにはGPSが搭載されるらしいです。
Wi-Fiとの組み合わせで最強の位置情報端末になることは間違いありません。
加速度センサーも組み合わせるとおもしろそうです。
この端末から何か新しいことが生まれるのは、もはや決定的です。
どれくらい普及するのか、どんなサービスが出てくるのか、今から楽しみでなりません。
個人的には、スーパーボーナスの残り期間をどうするべきか、、、

メルカトル症候群

確かに自分も意外に思いました。これもメルカトル症候群のひとつでしょうか。
「台湾」と「九州」の面積はほぼ同じ
子供のころから世界地図といえばメルカトル図法。
Webの地図といえばメルカトル図法。
このいっけん常識と思えるところにヒントがあるような気がしてならない。
ラクチンでいいんですけどね、メルカトル
横メルカトルはめんどくさいけど。
最初に地域(座標系)を選択していたあの頃には、もう戻れないのです。

オープンソースGISで作られた120年前の関東地図

 独立行政法人・農業環境技術研究所が、120年前の明治時代に作成された関東地方の地図をネットで閲覧できるようにするらしいです。


 これは最近の古地図ブームにのったものなのか?もしかして、「地理空間情報活用推進基本法」の流れなのか?このタイミングでの企画の真意はわかりませんが、技術的におもしろいポイントもいくつかあります。
 一つ目は、サイト上のビューワシステムで地図を閲覧できるだけでなく、WMS形式での配信も行っている点です。そのため、GoogleEarthや各種GISツールなどで読み込むことができます。もちろんGoogleMapsとマッシュアップすることも可能です。
 こういった古地図は眺めているだけでも楽しかったりすのですが、上に現代の地物を重ねることで意外な面白さを発見できたりするので侮れません。WMSサポートは地図系マッシュアップエンジニアにとって、大変な素晴らしいプレゼントであります。
 もう一つのポイントは、FOSS4Gと呼ばれるオープンソースのGISツールをふんだんに使用している点です。Internet Watchの記事によると、オープンソースソフトの「GeoServer」「GeoWebCache」「Open Layers」を利用しているとあります。
 「GeoServer」は上にも書きましたWMS形式の画像を生成するサーバアプリケーションです。Javaで書かれているようで、公式サイトをみるとOGCの規格をかなり意識しているように見受けられます。 国内ではオークニーさんのMapServerががんばっていたイメージがあり、まだGeoServerの使用例はほとんど聞いたことがないのですが、どの程度のパフォーマンスをみせてくれるのかとても楽しみです。
 Ajaxのフリースクロール地図部分には、OpenLayersが使われています。こちらはOpenStreetMapで採用されるなど、すでに一定の地位を確立してきたかのように思えます。(まだまだ不安定になってしまうこともあるのですが、、、)
 WMS(GeoServer)+OpenLayersによる構成はとてもシンプルでキレイなアーキテクチャではあるのですが、まともにやってしまうとまったくパフォーマンスがでなくなります。そこで普通はタイル画像をはくことになるのですが、これもまともにやろうとするとけっこうな手間だったりします。「GeoWebCache」というこちらもJavaなサーバシステムはWMSをバックエンドにし、クライアントとの間に入ってキャッシュ機能を提供してくれるようです。こちらも公式サイトをのぞいてい見ると、なにやらGoogleMapsやVirtualEarthのレイヤ形式をサポートしているような、、、ということは、いちいちWMSのハックとかしなくても、いきなりGTileLayerが使えるのかもしれません。
 つらつらと書いてきましたが、つまりはFOSS4Gを使ったお手本のようなサイトになっていそうということで、自前の地図アプリを作ろうとしている人にとっては、かなり参考になるのではないでしょうか。
 そういった意味も踏まえて、「実はサーバをケチっていた」→「サイト激重」→「オープンソース使えねえ」 みたいなことにだけはならないで欲しいものです。

地図サービスの未来の形かも

Dual Mapsというマッシュアップサイトをみつけました。
Google Maps、Google StreetView、VirtualEarthのBird’sEyeを並べた画面を生成してくれます。
生成した画面はこんな感じになります。→Dual Maps
真上から描かれた地図、地上から撮影した写真、空中から撮影した斜め写真、を並べて表示するだけなのですが、これが想像以上に良い感じになります。
会社やお店の紹介などに使うとよいのかも。(今のところUSでしか使えませんが)
あとは、地図と斜め写真が回転できれば最高なんですが。
地図はFlashにすれば回転できますが、斜め写真はなんとかならないものか。
斜め写真もStreetViewのように、全周囲カメラで撮ったらおもしろいかも。

もっと自由に地図を使う – Open Street Map – 基盤地図情報

 GoogleやYahoo! に代表される地図APIの普及によって、地図を使ったWebサイトを作ることが本当に簡単になりました。しかしながら、昔ながらのGISをやってきた人間からすると、やはり出来合いの完成された地図の上に情報を載せるだけというのは、なんだか物足りなくなさを感じてきてしまうものです。
 かといって、自前で地図を持とうとすると、信じられない桁のお金が必要となってしまいます。
そんな時代がもう何年も続いてきましたが、いよいよ地図データを自由に使える時代がやってくるかもしれません。
 そんな期待をさせてくれるのだが、Open Street Map基盤地図情報です。
 OpenStreetMapは、いわばWikipediaの地図版といえるもので、ユーザーの手によって世界中の地図を完成させてしまおうという壮大なプロジェクトです。
 GPSのログからデータをトレースするというのが、ちょっとライトユーザーには敷居が高い気もします。
ベースになる航空写真だけでもなんとか用意してやって、簡易図化ができるような仕組みを用意してやると、ゲーム感覚で地図を作れるようになり、爆発的にデータが増えていったりしないかなとか思ったりします。
 もうひとつの基盤地図情報ですが、これはもうだいぶ前から騒がれていましたが「地理空間情報活用推進基本法」に基づいて公開される、国や地方自治体が整備した地図情報ということのようです。最初はかなり限定された地域のみの公開のようですが、これから果たしてどれくらい本気でデータを整備してくるのか、法律ができたからしょうがなくデータ整備しているだけなのか、今後が楽しみなところです。
 というわけでふたつのプロジェクトとも、使えるデータという意味ではまだまだのようなのですが、うまく互いが共鳴し補完しあえるような方向にいってくれないかなと他人事ながら考えていたりします。

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