Google Static Maps APIがリリースされていました。
JavaScriptでぐりぐり動くGoogle Maps APIと異なり、名前のとおり静止画像が返されます。
ですので、imgタグを使って地図画像を張ることができます。
これで何がうれしいのか?
JavaScriptに依存しないということは、使用できるプラットフォームの幅が大きく拡がります。
第一に思いつくのがモバイルです。JavaScriptが使えないスタティックなWebサイト構築にも、Googleの地図を張り込むことができます。親切なことに、「maptype=mobile」なんてパラメータも用意されています。
実は一部のマッシュアップサイトでは、このAPI相当のものを勝手に?使用しているケースがありました。こういったサイトも含めて、今後は大手を振ってサイト構築できることでしょう(笑)。
さらには、スクリプト等のプログラム自体から画像を取得することができますので、この画像をさらに加工するという用途が思いつきます。
(※ただし、利用規約でこの使い方が許されているかは、まだ確認していません…)
例えば画像の上に絵を描いたり、色調を変えてしまったりなどなど。これはGoogle Maps APIでも、タイルの仕様を解析すれば可能でしたが、より間単になったと思います。
と思いましたが、画像4隅の座標を取得するには、メルカトル座標の計算とか必要なので、それなりに手間はかかりそうですね…
月: 2008年2月
地図のラベル位置を調整するのって、大変ですね。
というか手作業でがんばってるんですね。というお話。
地図は表現が勝負
シンボルの位置もゲレンデ的に自然な場所になってます。
ホテルのラベルも縦書きとかで位置調整してる。交差点名は足を出して処理。紙地図的でじつに素晴らしい。
これを機械がやってくれたら、素敵ですね。というお話。
GIS的には
Yahooのホテル付近の例みたいな凝ったラベル位置調整を、汎用的なデータ(ラベルの表示位置を調整するような属性がほとんど入ってないもの)から、それらしく自動生成できるようなアルゴリズムとか暇ができたら考えてみよう*4。あと建物形状の中に表札を(計算で)綺麗に収めるようなアルゴリズムとか。そういうのの需要がある代表はやっぱり日本のような気がする。
簡単な建物形状の中に収めるくらいならできそうですね。
でも意外と変な形の建物ってたくさんあるものです。
そういったものに完全対応させるためには、かなり骨の折れるプログラムを書く必要がありそうです。
GISアプリのほとんどが海外製であっためか、細やかなラベル処理を汎用的に実現したものは見たことがありません。
おきまりの方法は、ラベルが(他のラベルや地物と)重ならない程度に間引きするという程度のものだったと思います。
その道の研究テーマなどにはよくあがっていたと思いますので、需要は昔から確実にあったのでしょう。
GoogleMapsやらでこの世界のいろいろなことがドラスティックに変わりましたが、なかなか変わらない部分もあるものです。
とはいえ、この手のことに取り組むエンジニアの量も幅も拡がってきているので、GISエンジニアとは違う視点から、あっさりと実現させられてびっくりするのかもしれません。
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