確かに自分も意外に思いました。これもメルカトル症候群のひとつでしょうか。
–「台湾」と「九州」の面積はほぼ同じ
子供のころから世界地図といえばメルカトル図法。
Webの地図といえばメルカトル図法。
このいっけん常識と思えるところにヒントがあるような気がしてならない。
ラクチンでいいんですけどね、メルカトル。
横メルカトルはめんどくさいけど。
最初に地域(座標系)を選択していたあの頃には、もう戻れないのです。
月: 2008年4月
顔写真から目力を測る、「めぢから」というサイトを作ってみました。
–http://mejikara.skr.jp/
顔が写った写真のURLを入力すると、顔と目の位置を検出し、そこから目力(めぢから)を計測します。例えばこんな感じです。
顔と目の検出には、FUJIFILM が公開している顔検出WebAPIを使っています。得点については、検出された画像から適当に…計算してます。
独立行政法人・農業環境技術研究所が、120年前の明治時代に作成された関東地方の地図をネットで閲覧できるようにするらしいです。
これは最近の古地図ブームにのったものなのか?もしかして、「地理空間情報活用推進基本法」の流れなのか?このタイミングでの企画の真意はわかりませんが、技術的におもしろいポイントもいくつかあります。
一つ目は、サイト上のビューワシステムで地図を閲覧できるだけでなく、WMS形式での配信も行っている点です。そのため、GoogleEarthや各種GISツールなどで読み込むことができます。もちろんGoogleMapsとマッシュアップすることも可能です。
こういった古地図は眺めているだけでも楽しかったりすのですが、上に現代の地物を重ねることで意外な面白さを発見できたりするので侮れません。WMSサポートは地図系マッシュアップエンジニアにとって、大変な素晴らしいプレゼントであります。
もう一つのポイントは、FOSS4Gと呼ばれるオープンソースのGISツールをふんだんに使用している点です。Internet Watchの記事によると、オープンソースソフトの「GeoServer」「GeoWebCache」「Open Layers」を利用しているとあります。
「GeoServer」は上にも書きましたWMS形式の画像を生成するサーバアプリケーションです。Javaで書かれているようで、公式サイトをみるとOGCの規格をかなり意識しているように見受けられます。 国内ではオークニーさんのMapServerががんばっていたイメージがあり、まだGeoServerの使用例はほとんど聞いたことがないのですが、どの程度のパフォーマンスをみせてくれるのかとても楽しみです。
Ajaxのフリースクロール地図部分には、OpenLayersが使われています。こちらはOpenStreetMapで採用されるなど、すでに一定の地位を確立してきたかのように思えます。(まだまだ不安定になってしまうこともあるのですが、、、)
WMS(GeoServer)+OpenLayersによる構成はとてもシンプルでキレイなアーキテクチャではあるのですが、まともにやってしまうとまったくパフォーマンスがでなくなります。そこで普通はタイル画像をはくことになるのですが、これもまともにやろうとするとけっこうな手間だったりします。「GeoWebCache」というこちらもJavaなサーバシステムはWMSをバックエンドにし、クライアントとの間に入ってキャッシュ機能を提供してくれるようです。こちらも公式サイトをのぞいてい見ると、なにやらGoogleMapsやVirtualEarthのレイヤ形式をサポートしているような、、、ということは、いちいちWMSのハックとかしなくても、いきなりGTileLayerが使えるのかもしれません。
つらつらと書いてきましたが、つまりはFOSS4Gを使ったお手本のようなサイトになっていそうということで、自前の地図アプリを作ろうとしている人にとっては、かなり参考になるのではないでしょうか。
そういった意味も踏まえて、「実はサーバをケチっていた」→「サイト激重」→「オープンソース使えねえ」 みたいなことにだけはならないで欲しいものです。
Google App Engineというサービス、というかアプリケーション開発のためのプラットフォームのようなものができたようです。
まだまったく試せていないのですが、これってマッシュアップする人や、Webサイト開発のスモールビジネスをやっているような人にとって、ものすごく有益なプラットフォームになると思います。
逆に基幹となるようなシステムを、ゴリゴリと書くケースにはまったく向かないのでしょう。
ストレージ、認証、負荷分散など、Web開発のコアとなる機能が一通りそろっているので、アイデア勝負に長けたマッシュアップエンジニアにとっては最適な環境となるような気がします。
言語がいまのところPythonに限られているということですが、Pythonでマッシュアップってどうなんでしょうか。
いまのところPythonはほぼ触ったことがない状態ですが、これは挑戦しなければと思わされます。
Dual Mapsというマッシュアップサイトをみつけました。
Google Maps、Google StreetView、VirtualEarthのBird’sEyeを並べた画面を生成してくれます。
生成した画面はこんな感じになります。→Dual Maps
真上から描かれた地図、地上から撮影した写真、空中から撮影した斜め写真、を並べて表示するだけなのですが、これが想像以上に良い感じになります。
会社やお店の紹介などに使うとよいのかも。(今のところUSでしか使えませんが)
あとは、地図と斜め写真が回転できれば最高なんですが。
地図はFlashにすれば回転できますが、斜め写真はなんとかならないものか。
斜め写真もStreetViewのように、全周囲カメラで撮ったらおもしろいかも。
最近のコメント