アルプスラボからリリースされました、ALPSLAB 白地図。
こいつはかなり遊べます。
こんな感じの行政界で区切ったこんな感じの色塗り図を簡単に作れてしまいます。
なんといってもAPIを公開しているのと、レスポンスが非常に早い点がすばらしいです。
同じようなものを、MapServer+PostGIS+国土数値情報を使って実装したことがありますが、、、
このAPIを使えばあっという間ですね。
あとは、緯度経度を指定して画像を切り出したり、
町丁目界くらいまで対応してくれると、もう言うことがなくなりますね。
月: 2007年11月
-なぜ「ニコ動」は盛り上がり、「Second Life」は過疎化するのか
「ニコニコ動画」「Twitter」はなぜ盛り上がり、Second Lifeは閑散としているのか-勝敗を分けたのは「時間軸」だと説明した。
Second Lifeはいつも閑散としていて、ニコ動はいつも盛り上がっている、といった印象があるわけですが、実際はそれぞれのサービス利用者数だけが、そういった印象に直結しているわけではないようです。
Second Lifeのコミュニケーションは同期的。アバター同士が出会おうとすると、同じ時間に同じ場所にいなくてはならない。
ユーザー増のペースよりもはるかに高速に土地が広がっていくため、混雑しにくい(盛り上がりにくい)上、ユーザーはテレポートですぐにその場を離れられるから、ちょっと混んでいた場所もすぐに閑散としてしまう。
上の記事では、時間軸という点に着目していて、ニコニコ動画とTwiterの新しさが指摘されていますが、よく読むと時間だけじゃなくて、位置的な同期性が求められる部分も過疎化に貢献してるように思えます。仮想世界の土地が増えるほどに(位置的な広がりが増えるほどに)その傾向が大きくなっていくと。
これって、現実世界の位置情報ベースなコミュニケーションが、今ひとつ盛り上がりきれない原因と通じるものがあるような気がしてきました。
仮想世界と現実世界という違いはあるにしろ、位置情報が軸になるという点が強みであると同時に、実は弱みにもなってしまっているのかもしれません。
ここギコさんなんかはもうずいぶん前からこの分野の将来性に気づかれていて、様々な情報を発信されています。そして実際、位置情報をベースにしたSNSや、コミュニケーションサービスというものがいくつも出てきてはいるのですが、この分野から爆発的にヒットするようなサービスが出てくるとしたら、このあたりの演出がカギになるのかもしれません。
–SaaS Worldでマッシュアップをアピールしませんか?
ということらしいのですが、なんと会場が、勤務先のすぐ近くではないですか。
さすがにココなら、ちょっとくらい顔を出せるかなあ。
チームラボ、猪子さんの公演に関する記事を見て、あらためてUIって難しいなぁと考えたりしてみました。
iPhoneよりマリオ、Googleより茶道――チームラボが考える「和製UI」
西洋的なUIの進化とは、目的に向かってまっすぐ進み、効率的に情報にたどりつこうというもの。
これに対して日本的なUIの革新とは、目的ではなく、目的のための「行為」に意味を与えて楽しむというものだ。
この2つをもって、西洋的と日本的に分類してしまうのは、少々強引な気もしますが、、、
まあ確かにこういう現象というか、UIそのものを楽しむということはあり得るのだと思います。
この2つを両立できれば最強なのですが、たいていの面白いUIは、情報を探すためには非効率だったり、飽きてしまったりするんですよね。
そういう意味でいえば、GoogleMapsのフリースクロールは、この2つを両立しているように思います。探したい場所へすばやく移動するという点で非常に使い勝手が良いのですが、ついつい意味もなく、地図を眺めてしまったりもしてしまいます
GoogleMapsがAjaxの最初の軌跡を残したのには、やっぱりいろんな意味があったのかなぁと、今更ながらに思ってしまいます。
チームラボさんのようなUIは、デザインの領域も相まって、まさに芸術作品といった体をなしているのでありますが、一方で、効率的な使いやすいUIを、職人的に作り上げたのが、LDRなのかと思ってます。
ここにその開発秘話?が載っていますが、本当によく考えられています。
UIはそれを使うユーザー層によって、かなり求めるものが違ってきます。
エンジニアが思いのままに作ったUIは大抵受けが悪いです。
(デザイナが自由にデザインしたUIも受けが悪いことが多いように思います、、、)
エンジニアは、PCやWebを普通の人とは違った目で見ているのだという事実に早く気づき、
ニュートラルにUIを見つめて、考える必要があるのです。
ユーザーがサービスや製品を使うとき、それはUIを使うことを意味します。
どこをターゲットにして、いかにバランスをとるかというのは、プロダクト全体の問題ですが、
その幅を広く、深くしてやるところには、エンジニアの腕の見せ所が十分にあります。
もう2年以上JavaScriptのコードを書いてます。
今ではだいぶ使いどころもわかってきて、Webサイトをつくるんだったら、サイトの中に味付程度で使うのが一番現実的かなと思ってます。
WebサイトとWebアプリは違うんだということもわかってきました。
Webアプリだったら、クライアント側は全部JavaScript、サーバサイドは全部WebAPIという構成が、非常にシンプルで美しいです。Livedoor ReaderやONGMAPみたいのが、自分の思うWebアプリです。
一方のWebサイトを作ろうと思うと、このJavaScript+WebAPIの構成は恐ろしく効率が悪いです。レガシーなWebページを量産するために、JavaScriptをメインで使おうと考えてはいけません。でも味付け程度だったら使いどころが結構あるんです。その落としどころをどこにするかが、最近の課題だったりします。
ところで、JavaScriptってプログラム言語的にもおもしろかったりします。
プロトタイプベースのオブジェクト指向というらしいです。
C++とかJavaのような、普通のオブジェクト志向をやってきたひとからすると、恐ろしく気持ち悪い言語です。でも嵌ると、本当に嵌ります。いろんな意味で嵌ります。
そのあたりは、IT戦記とか、最速とかをみた方が良くわかります。
例のMatzさんの日記に、プログラミング言語分類論。って話がありました。
_ [言語] Chris’s Wiki :: blog/programming/LanguageNiches
プログラミング言語は大きく分けると3つに分割されるように思われる。
1. 強い制御と静的な型。C, C++
2. 緩い制御と静的な型。Java, C#
3. 緩い制御と動的な型。Python, Ruby
最近流行(?)の関数型言語であるが、結局(2)の分野に分類されるので(筆者の意見では)成功しないかもしれない。
JavaScriptってどこに入るんだろう、JavaScriptは関数型言語に近いって話を聞いたことがあります。でも3.に入るような気がします。このあたり、元々プログラムが専門じゃないだけに、自分は本当に弱いです。
また、こういう観点から見るとGoogleがその使用する言語を C++, Java, Pythonに限定していることは、各領域から一つずつということで、実は非常に合理的であることがわかる、という話。
JavaScriptが入ってない、、、
JavaScriptが、プログラミング言語として興味深いというおもしろさもあるのですが、
最大のおもしろさはWebブラウザ上で動作するということなんだと思います。
その気になれば、サーバサイドの言語を使わずに、JavaScriptだけで結構いろいろやれます。
マッシュアップもある程度できちゃいます。Flashみたいに開発ツールを買う必要もありません。
–JavaScript: 世界で最も誤解されたプログラミング言語
自分もここに書いてあるような誤解をしていただけに、世の意見が180度変わってしまったのには本当に驚きました。この世界は本当に何があるかわかりません。
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